クローゼットの中はスッキリと片付いていますか?
クローゼットは扉を閉めると見えないので、つい色々なものを詰め込んでしまいますよね。
今回のテーマは、クローゼットの断捨離です。
クローゼットを断捨離するメリットから、断捨離をする上での心構え・断捨離の基準・具体的な断捨離方法についてご紹介します。
是非参考にしてみてください。
快適な住空間に憧れ、モノにあふれたストレスフルな暮らしを断捨離!
今はお気に入りのモノに囲まれた幸せな毎日を過ごしています。
モノ選びの基準は、シンプルな中にもきらっと光るデザインや機能性があることです。
クローゼットの断捨離とは
クローゼットの断捨離とは、今身につけたい服や小物を選び、限られたスペースの中に収めることです。
ポイントなのは、今身につけるかどうか。
クローゼットの扉を開けたときに、今身につけたい服や小物のみが収納されていて、なおかつ選びやすい状態であることが最終目標です。
上段や奥の方にシーズンオフのものを収納してもOKですが、取り出しやすいスペースには今身につけたいものだけが並んでいることが理想です。
そんな理想のクローゼットを実現するために、クローゼットの断捨離について順を追って説明していきます。
クローゼットを断捨離するメリット
クローゼットという小さな空間をスッキリ断捨離することで、驚くようなメリットがたくさんあります。
達成感が生まれる
1つのスペースをきれいに断捨離することができたら、達成感が生まれます。
いきなり家全体を断捨離しようと思っても、どこから手をつけたらいいのか分からないですよね。
まずはやりやすくて成果が見えやすいクローゼットの断捨離を実行してみましょう。
衣替えの時期に行うと、よりスピーディーに断捨離することができるのでオススメです。
気持ちがすっきりする
すべての断捨離に共通することですが、不要なものを取り除くことで気持ちがスッキリします。
クローゼットの中を自分の頭の中だと想像してみてください。
何が入っているのか分からない収納ケースがあったり、服がギュウギュウ詰めに掛けられている状態は、やることがいっぱいで頭の中がごちゃごちゃになっている状態と同じです。
思考を整理すると頭がスッキリするように、クローゼットを整理をすることで、スッキリした爽快感を味わうことができます。
現代人は日々多くのストレスにさらされていますよね。
クローゼットを断捨離することで、少なくとも服選びに関するストレスがなくなるので、ストレスの軽減という側面からも気持ちがスッキリとします。
服や小物を選びやすくなる
クローゼットの中から不要なものが取り除かれているので、必要な服や小物を選びやすくなります。
全体量が減ることでスペースに余裕が生まれ、「あれがない!これがない!」とクローゼットの中を漁ることがなくなります。
昔の人々は持ち物が少なく、整理収納の概念はなかったようです。
ものが多いと、整理収納術を駆使して上手に収納しなければいけませんが、ものが少ないとそこまで考えて収納する必要がないので、収納にかける手間も省けます。
おしゃれになる
身につけたい服がすぐに見つかるので、服のコーディネートに時間をとることができ、おしゃれになります。
選りすぐりの服や小物、アクセサリーなどを組み合わせるので、簡単に素敵なコーディネートが完成します。
また、断捨離をする過程で、「似合うかどうか、サイズはピッタリか」など、服や小物とじっくり向き合うことができるので、おしゃれのセンスが磨かれていきます。
自分に自信がつく
自分に似合う服や小物を身につけることで、自分に自信がつきます。
いつも身なりが整っていると、周りの評価もアップするでしょう。
自分のクローゼットの管理能力に対しても自信をもつことができるので、他の仕事や物事の管理にも、この能力を応用して実行することで、自信につながっていきます。
節約になる
一度クローゼットを断捨離すると、無駄なものを買いたくなくなるので節約になります。
本当に必要な服や小物を把握することで、それ以上ものが増えることは基本的になくなります。
服や小物を新しく買い換える時は、普段無駄遣いをしていないので、今よりいいものを購入してもいいでしょう。
断捨離をすることで節約になり、余ったお金を本当に必要なものに使えるようになります。
毎日が幸せになる
毎日クローゼットを開けるたびに、お気に入りのアイテムが目に入るので、とても幸せな気持ちになります。
どれも一軍のものなので、コーディネートもよりどりみどりです。
「着る服がない、どれも似合わない」と悩むのではなく、「どれを着よう、あれもこれも着たいな」と、コーディネートを前向きに楽しめるようになります。
クローゼットを断捨離する時の心構え
いきなりクローゼットの断捨離を始めても、なかなかうまくいきません。
スムーズに進められるように、クローゼットを断捨離する時の心構えをお伝えします。
収納スペースをきちんと決める
まずは自分の服や小物を収納するスペースを決めることです。
個室でクローゼット全部を使える場合はよいですが、夫婦で1つのクローゼット、または兄弟で1つのクローゼットを使わなければいけない場合もあります。
自分のスペースをきちんと把握し、その中に収める量しか持たないと決めましょう。
収納ラックを安易に買い足さない
断捨離する前に、安易に収納ラックを買い足すことはやめましょう。
収納スペースが拡大すると、断捨離が進まなくなります。
まずは自分のスペースに収めるように努力します。
収納ラック以外にも、小さな収納ケースやハンガーなど、収納に関するものは断捨離を終えるまでは購入を控えましょう。
つい買いたくなってしまいますが、収納用品の検討は1番最後です。
入りきらないものは他の場所を検討してみる
シーズンオフの服や、普段あまり着用しないけれど必要な服は、思い切って他の収納場所を検討してみましょう。
例えばコートなら玄関、シーズンオフの服なら和室の押し入れ、冠婚葬祭の服は子供部屋のクローゼットなど、家の中で空いているスペースはないか探してみてください。
そしてどうしても見つからない場合のみ、追加で収納ラックの購入を検討しましょう。
まずは1アイテムから始めてみる
よく断捨離や片付けのステップで、「すべてのものを出す」というのがありますが、それは正直ハードルが高いです。
時間を確保して「よし!やるぞ!」と覚悟を決めて行うならいいですが、日常生活で少しずつ断捨離を進めていきたい場合は、まずは1アイテムからでOKです。
- 今、手に取ったその服は本当に必要か?
- 今日来ている服は本当に似合っているか?
- ずっとクローゼットにかかっているその服は、また着ることはあるか?
まずは1アイテムずつ、気になった服から断捨離していきましょう。
慣れてきたら、1つの引き出しずつなど場所ごとに目標を決めて進めていくようにします 。
ゴミ袋をクローゼットのそばに置いておき、気づいたものから処分するというやり方もオススメです。
断捨離中はすぐに処分できる環境を整えることが大切です。
クローゼットを断捨離する基準
クローゼットを断捨離する時に、どれを残してどれを処分すればよいのか、迷う時が出てきます。
ここでは服や小物を断捨離する基準をお伝えします。
今シーズン使用しなかったもの
シーズンの終わりに、一度も袖を通さなかった服や使わなかった小物は、必要がなかったということになります。
例えばこの夏に着なかった半袖のシャツは、おそらく来年の夏も着ることはありません。
なぜ着なかったのかを考えてみましょう。
おのずと処分する決心がつくはずです。
しかし、たまに「こんなところに保管してあったのか!」と、ずっと探していた服が見つかることがあります。
今シーズン着ることはなかったのですが、お気に入りの服の場合がありますよね。
そういう時は、今すぐに袖を通してみましょう。
実際に着てみてしっくりきたなら、次のシーズンで活躍できるように保管しておきましょう。
またオールシーズンの服は、1年を目安に判断します。
1年というと難しいので、2度の衣替えシーズンに振り返り、どちらも着用していないようなら処分を検討しましょう。
劣化しているもの
服にも寿命があるので、どうしても劣化してしまいます。
もったいないという気持ちもありますが、それほど長く愛用したという証拠なので、感謝の気持ちとともにお別れしましょう。
断捨離をしてクローゼットがスッキリすると、服の劣化にも早く気づくことができ、メンテナンスをすることで長持ちさせることもできるようになります。
サイズが合わないもの
体型は人それぞれ異なるので、自分には合わなかったのだと、潔く処分しましょう。
また痩せたら着ようと思っている服も、処分の対象です。
痩せることに成功したら、また新しく別の服が欲しくなるものです。
「この服を着るためにやせる!」という風に、目標になっている服は置いておいてOKです。
今身につける服としてではなく、別の場所のいつも目につくところに飾っておくといいかもしれません。
少しでも違和感があるもの
サイズもピッタリだし、状態もきれいなんだけれど、「なんだかしっくりこない」「なんか着づらい」など、少しでも違和感があるものは、処分の対象になります。
中には人からプレゼントされたものもあるでしょう。
それが思い入れのあるものなら、「着用するもの」としてではなく、「大切な贈りもの」として別途保管をしておきましょう。
そうでないものなら、気持ちだけ受け取って潔く処分しましょう。
同じテイストのもの
例えば白いTシャツがたくさんあったり、黒のボトムスが何本もあるということはありませんか?
コレクションをして楽しんでいる方もおられますが、クローゼットの断捨離を進めていくなら、同じテイストのものは1アイテムに絞りましょう。
同じテイストのものがたくさん出てきたら、それはお気に入りのテイストだということです。
今後は厳選した1アイテムを中心に、コーディネートを楽しんでみてください。
クローゼットの断捨離方法
ここからはクローゼットの断捨離方法をお伝えします。3ステップあるので、順を追ってみていきましょう。
1.所有したいものの数やテイストを決める
まずは自分はどれぐらいのものを所有して、どのようなテイストでコーディネートをしたいのかを決めます。
- トップスは黒・白・グレーの3色必要
- 下着は5日分は欲しい
- カジュアルは卒業してきれいめで揃えたい
など、だいたいでいいので先に決めてメモしておくといいです。
断捨離を進める上での指針になります。
2.4つのカテゴリーに分けて片付ける
クローゼットの服や小物を、以下の4つのカテゴリーに分類して、片付けていきます。
- 残すもの
そのままクローゼットの元の場所に戻します。すべての断捨離作業が終了したら、収納方法を改めて考えましょう。 - リユース・リサイクルするもの
専用のカゴなどに、きれいにまとめて置いておきます。 - 処分するもの
随時ゴミ袋に入れていきます。
金具がついていない服や小物類は、基本的に燃えるゴミとして処分ができます。
※詳細は各自治体によって異なるので、きちんと確認してから処分してください。 - 保留するもの
専用の段ボールを用意し、そこへ入れて期限を決めて保管します。
半年あるいは1年後に再び中身を確認し、いらないと判断したらリユース・リサイクル、処分をしましょう。
3.リユース・リサイクルの行き先を考える
捨てるのはもったいない、まだ誰かに使ってもらえるアイテムは、リユース・リサイクルを検討しましょう。
- フリマアプリを利用
状態が綺麗な服・子供服・習い事の服や冠婚葬祭の服など特別な用途の服は、フリマアプリを利用するのがオススメです。 「メルカリ」は登録者数が多く、「ラクマ」は手数料が安いのが特徴です。
他にも色々なフリマアプリがあるので、是非検討してみてください。 - リサイクルショップに持ち込む
少しでも誰かに着てもらえるかな、と思う服はリサイクルショップへ持っていきましょう。
わずかな値段ですが、処分するよりは気持ちも楽なので、断捨離を進める上での大切なパートナーです。
「キングファミリー」は、店頭で販売できないと判断されるような服もリサイクル資源として重さで買い取ってくれます。
無駄なくリサイクルをしたい方にオススメです。 - 誰かに譲る場合は注意!
誰かに服や小物を譲る場合は、押しつけないように注意が必要です。
本当に相手のことを思って譲るなら良いのですが、ただ「捨てるのがもったいないから人にもらってもらう」という感覚なら、相手の負担になるだけかもしれません。
ミニマリストという考え方も注目を浴びている中、不必要に人に物を譲ることは避けた方が無難です。
クローゼットの断捨離のまとめ
今回はクローゼットの断捨離について、メリット・心構え・断捨離の基準・具体的な断捨離方法についてお伝えしました。
いかがでしたでしょうか?
クローゼットには今身につけるものが収納されていることが大切です。
断捨離を進めていくと、迷うことも多々ありますが、焦らずに1アイテムずつきちんと向き合っていきましょう。
クローゼットの断捨離を通して、自分を見つめ直し、本当に必要なものに囲まれた素敵な毎日を過ごしてくださいね。