ミニマリストの中には、本が大好きな方が多いのではないでしょうか?
電子書籍で発売される本も増えてきたので、物をたくさん持ちたくないという理由で、電子書籍を選ばれるミニマリストの方も多いでしょう。しかし、「どうしても紙の本じゃないとイヤだ!」「紙の本の匂いが好きだから紙の本がいい」「本を所有したい」と、紙の本にこだわりがある方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ミニマリストの本棚の実態を紹介します。
この記事の目次
【ミニマリストの本棚】本の断捨離のコツと美しく魅せる極意
ミニマリストの本棚を整理する上で、本を断捨離する➡本を収納する➡断捨離した本を処分するというステップになると今回は一例として挙げて、そのステップごとに重要なポイントを整理して紹介していきます。
本棚の本を断捨離するメリット
本棚の本を断捨離するメリットは5つあります。
- 本棚をスッキリさせて美しい本棚に魅せる
- 掃除がラクになる
- 「読まなければ・・・」という義務感から解放される
- 自分に必要な本と不必要な本を分けることができる
- 心の拠り所となっている本を再認識できる
それでは、それぞれについて詳しく解説していきましょう。
① 本棚をスッキリさせて美しい本棚に魅せる
ミニマリストにとって、スッキリとさせることはマストといっても過言ではないでしょう。趣味の物を持っていてもスッキリとさせれば、美しい本棚とすることができます。本好きの人は、次から次へと本を買ってしまって、知らない間に本棚がゴチャゴチャしてしまうことが多いはず。
定期的に本の断捨離をすることによって、本棚をスッキリと美しく魅せることができます。
厳選された本が並ぶ空間、それこそが本好きミニマリストが求める本棚ではないでしょうか?
② 掃除がラクになる
本が少ないと、掃除をするのが楽になるのは当然ですよね。紙というものは、ホコリが溜まりやすいものです。本をたくさん持っていると、ホコリが溜まって掃除も大変ですね。
その点、本棚をスッキリさせることができれば、その分掃除もラクになります。
掃除がラクになると、掃除することに対してハードルが低くなるので、定期的に掃除することができて、かつ本棚もスッキリとしているので一石二鳥ですね。
③「読まなければ・・・」という義務感から解放される
本好きの方は、ついつい本を買ってしまって積読本も多いはずです。
そのような状況になると、積読本を見ては「この本読まないとなあ」と、ちょっとした義務感に圧迫されるようになってしまいます。
今積読本になっているものは、今の時点では読む必要のない本ですので、一旦断捨離しましょう。
読みたくなったら、また買いましょう。
④ 自分に必要な本と不必要な本を分けることができる
本を断捨離するということは、自分に必要な本か不必要な本かを仕分けるということ。自分にとって必要な本を認識することができれば、今の自分がやるべきことも自ずと見えてくるはずです。
また、必要な本だけが並んでいる本棚は、とても美しくて清々しい気持ちにさせてくれますよ。
⑤ 心の拠り所となっている本を再認識できる
定期的に本を断捨離することによって、自分の人生の心の拠り所になっている本を再認識することができます。
何回断捨離しても、必ず残る本。
それは、あなたの命を救ってくれた本かもしれないし、人生の転機となった本かもしれません。
人それぞれ心の拠り所となった本はあると思いますが、それらの本に感謝する機会を与えてくれるのも、本を断捨離するメリットです。
本棚の本を断捨離するコツ
ここまで本棚の本を断捨離するメリットを説明して、分かっていただけたと思います。
ただ、「メリットはわかるけど、なかなか本を断捨離できない」「全部の本が大切だと思ってしまう」など、本好きな方は悩んでしまうこともあるでしょう。
そんなあなたに向けて、本棚の本を断捨離するコツを3つ紹介します。
- 本棚のスペースを決める
- 残す本の基準を決める
- 迷ったら、手放す
それでは、それぞれについて詳しく解説していきましょう。
① 本棚のスペースを決める
まずは、本棚のスペースを決めましょう。
今あなたが持っている本棚のスペースは、どのくらいありますか?今の本棚のサイズで十分だったら、その本棚に収まる分の本を残せば良いですし、ミニマリストとしてもっとコンパクトにしたいなら、小さいサイズの本棚に買い換えましょう。
また、もっとたくさん本を所有したいという方は、本棚を買い足す必要がありますね。いずれにせよ、始めに本棚のスペースを決めることによって、どの程度の本を所有できるかを把握することができます。始めに本棚のスペースを決めておかないと、断捨離後に残った本が入らなかったという、悲しい結果になってしまいます。
コツとしては、本棚のスペースの半分くらいに収まるようにすることです。心の余裕と同じように、スペースの余裕も安らぎを感じさせてくれますよ。
② 残す本の基準を決める
本棚のスペースが決まったら、残す本の基準を決めましょう。
闇雲に本を断捨離していっても、基準を決めていないと迷ってしまい、断捨離が進まないということは多々あるものです。
◎1回読んでいて、2回目以降も読んでいる(残す)
1回しか読んでいない本は、手放します。2回目以降も読む本というのは、そう多くないでしょう。全体として1割、よくても1.5割程度です。
◎飾りとしての本(残す)
本としてはあんまり読んでないけれど、デザインが気に入っている本は残します。そして、本棚を美しく魅せる要素として飾っています。
インテリアですね。
◎心に強く印象付けられている本(残す)
自分に強烈なインパクトを与えた本は残します。本を買った日のことを鮮明に覚えていたり、本によって自分が変わったというような経験は、本を見ることによって蘇ります。
◎積読本(断捨離)
積読本は大抵の場合、今の時点では読みません。今必要のない本は手放して、読みたくなったらまた買いましょう。
◎受験勉強で使った参考書(断捨離)
受験勉強で使った本はなぜか思い出深いですが、断捨離します。この先使うことはないですし、本屋に行けば懐かしく出会えますからね。
これら基準を参考にして、あなただけの基準を作ってみてください。
本の断捨離がはかどることでしょう。
③ 迷ったら、手放す
大抵の場合、②で紹介した本を断捨離する基準を決めることによって、本の断捨離はサクサクと進んでいきます。
ただ、どうしても迷ってしまう本も出てきます。思い出の本、使ってないけれど役立ちそうな本・・・挙げればキリがないほど、断捨離できない理由は出てくる方もいるでしょう。
そんな迷えるあなたへの最終武器、それは「迷ったら、捨てる」です。少し暴論に聞こえるかもしれませんが、迷うということはあなたにとって必要ではないもの。
本当に必要なものだったら(絶対に受からないといけない資格試験の本など)、即決で「必要!!!!!」と感じますもんね。
本棚をスッキリさせるには?収納のコツ
本の断捨離を終えて、本棚がスッキリしたことでしょう。
ここで、本棚をよりスッキリとさせる収納のコツを3つ紹介します。
- 本の大きさで揃える
- 本を面で揃える
- 本棚のスペースの半分くらいは空けておく
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
① 本の大きさで揃える
本の大きさで揃えるということは、基本中の基本です。
大きさが不揃いの場合、スッキリと感じさせないですし、見た目にも美しくないですよね。小説、単行本、漫画本、雑誌など、それぞれの大きさで揃えて並べましょう。
大きさで揃っているだけで、スッキリと感じることができますよ。また、漫画本など巻数があるものは、順番に並べておくとスッキリしますね。
② 本を面で揃える
本棚に本を並べる時多くの人は、本棚の奥側に押し込む感じで本を奥側で揃えますよね。これだと、ちょっとスッキリ感が減ってしまいます。特に本棚に奥行きがある場合など、奥側に本を置く事によって、前面にスペースができてしまい、ホコリなどが目立ってしまいます。
そこで、本を前面に出して手前で揃える、本の面で揃える並べ方をしてみましょう。面で揃える事によって、本がスッキリと見えますし、美しい光景となります。
図書館や本屋さんなどは、この面で揃える並べ方をしているところも多いのではないでしょうか?面で揃える事によってスッキリと見えて、本を買いたくなってしまいますよね。
この面で揃える方法をあなたの本棚に取り入れることによって、スッキリと快適な読書生活を送ることができますよ。
③ 本棚のスペースの半分くらいは空けておく
本棚のスペースを半分くらい空けておくことによって、スペースの余裕ができてスッキリと見えます。
少なくともスペースの1/4は空けたいですね。スペースを空けておくことによって、掃除もしやすくなりますし、空いているスペースに飾りとしての本をインテリアとして飾ることもできます。
また、ミニマリストとして「もう少し小さい本棚でもいいかな」と思い直すきっかけにもなるでしょう。
断捨離した本の処分の仕方
本を断捨離して本棚をスッキリさせたところで、断捨離した本はどうすれば良いでしょうか?
ここでは、断捨離した本の処分方法をオススメ順に紹介します。
- 資源ごみとして捨てる
- 古本屋に売る
- 知人・友人に譲る
- メルカリに出品する
このオススメ順は、時間を基準にしていますが、なるべく時間のかからない方法を選んだ方が良いです。時間がかかるものだと、ついつい後回しになってしまって、結局やらないということになりかねません。
それでは、それぞれ詳しく解説していきます。
① 資源ごみとして捨てる
資源ごみとして出す方法は、一番手間がかかりません。
ゴミとして出すのはもったいないと思うかもしれませんが、断捨離初心者の方ほど、時間を意識した方が良いでしょう。
② 古本屋に売る
ブックオフなどの古本屋で売るのも一つです。売る本が多い場合、出張買取もしてくれるので、家にいながら本を売ることもできますよ。
古本屋に売ると決めたら、即日行動しましょう。
自分で持っていくなり、出張買取を頼むなり、それぞれ今すぐやりましょう。そのうち売ろうと思っていると、そのうちは永遠に来ないかもしれません。ブックオフの買取サービスを参考にしてみてくださいね。
③ 知人・友人に譲る
知人・友人に譲るという方法もあります。
しかし、欲しいという人がいれば良いですが、欲しい人がなかなかいない場合、本の処分が先延ばしになってしまいます。欲しい人がすぐに現れなかった場合、他の方法での処分に切り替えた方が良いでしょう。
また、自分が読んだ本を次の人に譲るというサイクルを作ってしまえば、とても簡単に本を処分することができます。
④ フリマアプリに出品する
メルカリなどの、自分の持っている物をフリーマーケット感覚で売ることができるアプリを使うという方法もあります。
しかし、フリマアプリを使うと、手間はかかりますし、すぐに売り手が決まれば良いですが、売れない場合はずっと手元に残ってしまいます。
大量の本を処分する場合には、向かないでしょう。
少ない数の本を処分する場合や、本の断捨離に慣れてきたら、このフリマアプリは効果的です。
本棚をスッキリさせたくなる本
本の断捨離をするには、モチベーションとなる本を読むと効果的です。
理想とする生活をしている人の本を読むことによって、自分の部屋の本棚もスッキリとさせたくなることでしょう。
本棚をスッキリさせたくなる、モチベーションを高めてくれる本を紹介します。
① モノを捨てよ 世界へ出よう/高城剛
著者の高城剛さんは、最小限のモノだけを持って、世界中を飛び回っています。
この本を読むことにで、自分の本棚を見つめ直してみてはいかかでしょうか?
② 自由であり続けるために 20代で捨てるべき50のこと/四角大輔
この四角大輔さんの本を読んで、筆者はミニマリストに目覚めたと言っても過言ではありません。
この本は、あなたのミニマリスト心をくすぶってくれますよ。
③ 俺か、俺以外か。 ローランドという生き方/ROLAND
現代ホスト界の帝王ROLANDさんは、素晴らしいミニマリストです。
そのミニマリストのエキスが、この本には散りばめられています。
また、ROLANDさんの自宅紹介の動画をみても、モチベーション爆上がりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ミニマリストの本棚として、スッキリと美しくする方法を紹介しました。まずは本を断捨離すること、そして本棚のスペースをスッキリと美しくさせることが大切です。
また、本棚をスッキリさせたくなる本や、スッキリとして美しい本棚を見ることによって、自分だけの理想の本棚作りのお役に立てていただければと思います。
本好きのあなたの本棚が、読書ライフをより一層楽しませてくれるのではないかとワクワクしています。これからも、スッキリとした美しい本棚を活用しながら、読書を楽しんでいきましょうね。